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「火山実験」指導者講習会vol.3

4/30(水)は、山田三正氏(伊豆大島ジオパークガイド)を三宅島にお呼びして、
指導者向けの「火山実験講習会」を開催しました。
山田先生は伊豆大島ご出身の中学校理科教師を長年務められた方で、現在は伊豆大島ジオパークガイドとして、実際に火山実験のイベントなどのご指導にご尽力されています。

今回は会場に三宅島酒造レンタルスペースをお借りして、かまじっこクラブの指導者のほかにも雄山ガイドや学校の先生、支庁の防災担当の方など、様々な方が参加してくださいました。


身近な食材や素材を使って、火山のメカニズムをわかりやすく理解したりイメージしたりできる実験をいくつかご紹介いただきました。

水槽を使った噴煙実験や、砂山と風船を使ったマグマだまりの膨張と収縮を再現した実験。
小麦粉を使った溶岩の粘性を比べる実験、重曹とクエン酸による溶岩流実験、
ゼラチンを使ったマグマ貫入実験などなど盛りだくさん!
重クロム酸アンモニウム(これはあまり身近なものとは言えませんが…)を使った噴火実験は、まさにマグマが噴き出す様子が再現されて迫力がありました!

地下のマグマの動きは実際に目にすることはできませんが、構造を立体的に視覚的に捉えられると、メカニズムや特徴をよく理解しやすくなるんだなぁ!と改めて実感。

山田先生のおもしろトークや、長年のご経験に基づく工夫や情熱を感じ、火山の面白さをさらに深めることが出来ました。
これは火山島・三宅島でもぜひ取り入れていきたい!子どもたちと一緒にやってみたい!と強く思いました。