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海水から塩づくりに挑戦

12月16日のマラソン大会の振替休日では、1日活動で海水を汲んで塩づくりに挑戦しました。

まず釜の尻海岸に集合し、海ママから「釜」が付く場所は江戸時代に塩年貢を納めるために、塩釜で海水から塩を作っていた場所だったことを聞きました。三宅島の歴史のことも知りました。
そして岩場の梯子を上って「砲台」という磯場まで冒険し、バケツで海水を汲みました。

歩いてクラブハウスへ着いたら海水をろ過。時計ストーブに火をおこし、海水を釜でグツグツ沸騰させました。
ひたすら沸騰させるのでかなりの火力が必要です。
乾燥した竹は火力が出るので、いかだで使った竹をノコギリで短く切り、それを鉈で割って竹の薪を作ります。
“バトニング”という鉈の使い方を教えてもらい、スパッと竹が割れるのが楽しくなって、どんどん作っていました。

順番に室内でお昼ごはんのけんちん汁の準備をするメンバーも。
野菜を切り、お鍋で調理。畑に育ってきた大根を間引く作業もしました。間引いたチビ大根と葉は汁物の中に♪
自分のおにぎりは自分で握ります。事前作っておいた塩で塩おむすびに。

みんなで作ったけんちん汁と塩おむすびでお昼タイム♪
塩とお米のシンプルな美味しさを味わいました。ウインナーとマシュマロも焼きました。

そうしているうちに、海水が煮詰まってきた!
煮詰まってドロドロしてきた海水を濾して、塩とにがりに分けて、塩の部分をフライパンで煎って、砕いてサラサラの塩が完成!!
海水からの塩づくりの大変さとありがたみを実感しました。作った塩は持ち帰り、ご家庭でも味わってもらいました。

午後は火の山峠まで約2kmのハイキング。
お飾りに使えそうなものを採取しながら歩いたり走ったり!
展望台まで着いたら、ドロケイでさらに全力で走り回っていました!
しかも帰りもマラソンかのように走ってクラブハウスまで戻る子もいました!
焼いておいた焼き芋でおやつタイム♪
その後も最後まで森の中で駆け回って遊んでいました。ものすごい体力です。
冬でも1日たっぷり外で遊んで、火を使って、五感で自然を堪能しました。

かまじっこクラブでは三宅島の昔ながらの暮らしや食文化に触れながら、味覚も含めた五感を使った子どもたちの自然体験を提供しています★